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【Google トレンド活用法】

今日は『Google トレンド』を紹介します。

Google トレンドはGoogle社から無料で提供されているウェブ・ツールです。
Google トレンドを使うと、検索エンジンにおいて特定のキーワードがどれくらい話題に上っているかを調べることが出来ます。検索エンジン上の競合調査やブログのネタ決めなどにも活用することが出来ます。 今日はGoogle トレンドを有効活用するコツを紹介します。

 

 

Google トレンドとは

Google 社が提供する無料ツールで、Google 検索されたキーワードのトレンド(時系列での推移)を調べることができます。ログインも必要なく、調べたいキーワードを入力するだけで使えます。

複数のキーワードで、検索数推移を比較したり、国・地域、期間、カテゴリ、検索の種類などで絞り込んだり、さらに検索が沢山されている国・地域を特定することも出来ます。

特定のキーワードを検索する、ということはユーザーがその特定のキーワードに関する情報を探しているということなので、検索キーワードのトレンドを理解するということは、ユーザーの心理を理解することにもつながります。


言い換えれば、検索を行っているユーザーが特定のキーワードに検索を行っている動機や理由にもあたりをつけることが出来ます。

 

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Google トレンドのトップ。シンプルなインターフェースで分かりやすい。URLはページ末尾で紹介。 

 

利用場面

ブログのネタ決め

ブログのネタ決めにGoogle トレンドは使えます。
自分が書きたいと思っているキーワードがどんな推移をしているかを把握した上でブログを書けば、検索エンジン経由でどれくらいのアクセス数が見込めるかおおよそのあたりをつけることも出来ます。

 

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日本列島を騒がせている「ヒアリ」の検索トレンド。
2017年6月から急激に検索されるようになった様子が伺える。

 

競合調査

自社と競合他社に関するキーワードを選びトレンドを調べれば、検索エンジン上での簡易競合調査をすることが出来ます。自社の検索数が上がったのはどんなタイミングだったのか、逆に競合他社はどうだったのか?といった視点を持ってGoogle トレンドを使えば簡易競合調査にも使えます。

例えば、自社で新商品発売のプレス・リリースを発信した時に検索にどれくらいの影響があったのか?などを調べることが可能になります。

 

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不正会計問題で揺れる「東芝」と「ソニー」の比較。
安定したソニーに対して、東芝の検索数にスパイクが生じているのが分かる。

 

ビジネスフレームワークと掛け合わせて使う

応用編としては、3Cや4P、5FORCEといったビジネスフレームワークと掛け合わせる使い方があります。

例えば、3C分析のフレームワークをなぞって、自社・競合他社・市場に関するキーワードを選びトレンドを調べるといった使い方です。

 

まとめ

Google トレンドは無料で使える便利なツールです。
気になるキーワードに遭遇したら、こまめに調べるクセをつけることでユーザーが検索を行っている心理を読み解けるようになってきます。

Google トレンドはフレームワークと組み合わせることで、より深い知見を抽出できるようになります。フレームワークを使ってのGoogle トレンド活用については、また機会を改めて書こうと思います。

 

Google トレンド

trends.google.co.jp