【Google 検索活用法 演算子コマンド篇】
4回目は「演算子を使った検索コマンド」を紹介します。
演算子を使った検索コマンドを使えば、通常の検索ではアクセスできない細かな情報にもアクセス出来るようになります。
演算子をマスターすればGoogle 検索上級者と言えるでしょう。
演算子を使った検索コマンドとは
演算子を使った検索コマンドはGoogle 検索の真骨頂とも言えるコマンドです。
具体的にはsite:、related:、filetype:などの演算子を使った検索を指します。
演算子は使った検索コマンドは奥深く、ここでは20個、紹介します。
利用場面
"検索キーワード OR フレーズ"
ダブルクオテーションで囲んだキーワード並びにフレーズに全文一致するウェブサイトを調べることが出来ます。
調べたい「キーワード OR フレーズ」をダブルクオテーションで囲むと全文一致した検索結果が表示されます。 特定のキーワードやフレーズだけを表示したい時に役立ちます。
一世を風靡したドラマのセリフに完全一致した検索結果。
[検索キーワードA] AND [検索キーワードB]
複数キーワードをAND条件で繋げて調べることが出来ます。
調べたい「キーワードA AND キーワードB」と入力するとAとB両方を含む検索結果が表示されます。 複数のキーワードの検索結果を表示したい時に役立ちます。
「アップル」と「グーグル」両方を検索結果に表示する。
[検索対象のキーワードA] OR [検索対象のキーワードB]
複数キーワードをOR条件で調べることが出来ます。
調べたい「キーワードA OR キーワードB」と入力するとAかBどちらかを含む検索結果が表示されます。
「ドコモ」もしくは「AU」での検索結果。
[検索対象のフレーズ*フレーズ]
キーワードよりも長いフレーズを調べることが出来ます。キーワードとキーワードの間に*（アスタリスク）を入力することで、キーワードを含むフレーズを検索出来ます。
長いタイトルを忘れた時に役立ちます。
世界で一番長い名前の村をアスタリスク検索する。
weather: [国・地域]
演算子以降に指定した国・地域の天気を調べることが出来ます。
weather: 以降に調べたい「国・地域」と入力すると天気が表示されます。
「[地域名] 天気」検索と同じ結果が得られる。
define: [キーワード]
演算子以降に指定したキーワードの定義を調べることが出来ます。
define: 以降に調べたい「キーワード」を入力すると定義が表示されます。
「[調べたい言葉] とは」検索と同じ結果が得られる。
stocks: [企業名]
演算子以降に指定した企業の株価を調べることが出来ます。
stocks: 以降に調べたい「企業名」を入力すると株価が表示されます。
「[会社名] 株価」と同じ結果が得られる。
phonebook: [企業・場所]
演算子以降に指定した企業・場所の電話番号を調べることが出来ます。
phonebook: 以降に調べたい「企業・場所」を入力すると電話番号と大凡の住所が表示されます。
あまり知られていない電話帳検索。
movie: [地域]
演算子以降に指定した地域で上映している映画を調べることが出来ます。
movie: 以降に調べたい「地域」を入力すると上映している映画が表示されます。
「[地域・場所] 映画」と同じ結果が得られる。
song: [曲名]
演算子以降に指定した曲名を調べることが出来ます。
song: 以降に調べたい「曲名」を入力するとアーティストが表示されます。
「[曲名] 曲検索」は邦楽だったが、「song: [曲名]」検索では洋楽が表示される。
intitle: [キーワード]/allintitle: [キーワード, キーワード]
ウェブページのタイトル要素（<title>/<title>）に特定のキーワードが含まれているページを調べることが出来ます。
intitle: 以降に調べたい「キーワード」を入力するとウェブページのタイトル要素にキーワードが含まれた検索結果が表示されます。
allintitle: 以降に複数の調べたい「キーワード」を入力すると、複数キーワードが含まれた検索結果が表示されます。
ウェブ・ぺージのタイトルを検索することも出来る。
複数キーワードでの検索も可能。
intext: [キーワード]/allintext: [キーワード, キーワード]
ウェブページのボディ要素（<body></body>）に特定キーワードが含まれているページを調べることが出来ます。
intext: 以降に調べたい「キーワード」を入力すると、ウェブページのボディ要素にキーワードが含まれた検索結果が表示されます。
allintext: 以降に複数の調べたい「キーワード」を入力すると、複数キーワードが含まれた検索結果が表示されます。
ウェブ・ぺージのボディ要素を指定して検索が出来る。
inurl: [キーワード]/allinurl: [キーワード, キーワード]
ウェブページのURLに特定キーワードが含まれているページを調べることが出来ます。
inurl: 以降に調べたい「キーワード」を入力すると、URLにキーワードが含まれた検索結果が表示されます。
allinurl: 以降に調べたい「キーワード」を複数入力すると、URLにキーワードが含まれた検索結果が表示されます。
URLを指定して検索することも出来る。
inanchor: [キーワード]/allinanchor: [キーワード, キーワード]
ウェブページのアンカーテキストに特定キーワードが含まれているページを調べることが出来ます。
inanchor: 以降に調べたい「キーワード」を入力すると、アンカーテキストにキーワードが含まれた検索結果が表示されます。
allinanchor: 以降に複数の調べたい「キーワード」を入力すると、アンカーテキストにキーワードが含まれた検索結果が表示されます。
site:[URL] [キーワード]
特定のウェブサイト内で、特定キーワードが含まれているウェブページを調べることが出来ます。
site: 以降に調べたい「URL」と「キーワード」を入力すると「URL」内で「キーワード」が含まれた検索結果が表示されます。
Yahoo! JAPANを指定して「音楽」というキーワードで検索した例。
info:[URL]
特定のウェブサイトに関する情報を調べることが出来ます。
info: 以降に調べたい「URL」を 入力すると、関連する情報が表示されます。
エキサイトをinfo:検索した表示結果。
[キーワード] daterange: [ユリウス暦での期間]
特定の期間内に検索キーワードでインデックスされたウェブページを調べることが出来ます。
daterange: 前に調べたい「キーワード」、以降に調べたい「期間（ユリウス暦）」を入力すると、期間内にインデックスされたウェブぺージがされます。
2017年1月1日〜7月1日までにインデックスされたウェブ・ぺージの中から「安倍政権」というキーワードで検索した例。ユリウス暦への変換が面倒なのが難点。
filetype: [キーワード]
ファイル種別を指定してウェブページを調べることが出来ます。
filetype: を指定し調べたい「キーワード」を入力すると指定したファイル種別とキーワードに合致する結果が表示されます。
pdf検索はよく使う検索コマンドの一つ。
cache: [URL]
キャッシュしたウェブぺージを調べることが出来ます。
cache: 以降に調べたい「URL」を入力すると、キャッシュされたウェブぺージが表示されます。
related: [ドメイン]
URLと類似したウェブサイトを調べることが出来ます。
related: 以降に調べたい「ドメイン」を入力すると、類似したウェブサイトが表示されます。
Yahoo! JAPANと類似したウェブサイトを検索した結果。
まとめ
演算子は非常に奥が深く、ここで紹介したものが全てではなく、英語でしか使えない検索コマンドもあります。
次回はいよいよ最後の「エンターテインメントに関する検索コマンド」を紹介致します。
