【Yahoo!リアルタイム検索 活用法】
無料で使えるソーシャルリスニング・ツール『Yahoo!リアルタイム検索』を紹介します。
ソーシャルリスニングとは、ブログ、Twitter、facebook、Instagramなどのソーシャルメディア上から市場、自社、競合他社に関するユーザーの声を拾い上げて、製品やサービス開発・改善に役立てる手法を指します。
Yahoo!リアルタイム検索を使うと、自社や競合他社がユーザーからどのように認知されているかを把握することが出来ます。
Yahoo!リアルタイム検索とは
Yahoo! Japanが提供する検索サービスで、任意のキーワードを含むソーシャルメディアの投稿を文字通りリアルタイムで検索結果に表示してくれるウェブ・ツールです。Google トレンドと似ていますが、Yahoo! リアルタイム検索は3つの点で異なります。
1. ユーザーの感情の推移が観れる
2. 画像・動画の検索も可能
3. 調べたいソーシャルメディアを選べる
それぞれを見ていきます。
Yahoo! リアルタイム検索のトップページ。
ユーザーの感情の推移が分かる
Yahoo! リアルタイムの検索の一つ目の特徴は、任意のキーワードに関するユーザーの感情の推移が分かる点です。
「ヒアリ」というキーワードのリアルタイム検索を見ると「キモい」「危険」「怖い」などのネガティブな単語と一緒にソーシャルメディアに投稿されていることが分かります。
Yahoo! リアルタイム検索では、検索したキーワードがユーザーに好ましく受け止められているのか、それとも逆なのかを簡単に分析することが出来ます。
「ヒアリ」の検索結果。「きもい」「危険」「怖い」などの感情が並ぶ。
画像・動画の検索も可能
二つ目の特徴は、文字の投稿だけでなく、画像や動画の投稿も検索ができる点です
「画像・動画」のタブをクリックすると、調べたいキーワードを含む画像・動画の検索結果を表示してくれます。
タブをクリックすると画像・動画の検索結果も表示可能。
調べたいソーシャルメディアを選べる
最後の特徴は、調べたいソーシャルメディアを絞り込むことができる点です。
Twitter、facebook、Instagram、あるいはすべてのソーシャルメディアの中からモニタリングしたいメディアを選ぶことが出来ます。
Twitterだけの検索結果を見たい、facebookの検索結果だけを見たい場合も対応出来ます。
利用場面
ユーザーの声(市場の声)をモニタリング
Yahoo! リアルタイム検索を使ってまず調べることは、自社で扱っている商材カテゴリーに関する「ユーザー(市場)の声」です。
ここでは飲食業界、中でも「ファーストフード」を例に取って説明します。
「ファーストフード」というキーワードを検索してみると「ファーストフード」を含むツイートやfacebook投稿が表示されます。
表示されている投稿にざっと目を通すことで、ユーザーが「ファーストフード」をどう認知しているのか傾向が見えてきます。
「ファーストフード」の検索結果。
自社の評判をモニタリング
次に自社のブランドや商品に関するキーワードを検索します。
ハンバーガー、牛丼、ラーメンなど数あるファーストフードの中で、自社がどのように認知されているかを把握することが出来ます。
「マクドナルド」の検索結果。検索結果をざっと目を通すと新しい気づきが得られる。
競合他社の評判をモニタリング
最後に競合他社のブランドや商品に関するキーワードで検索します。
自社と比較して競合他社は、ユーザーにどのように認知されているかを調べることが出来ます。
「モスバーガー」の検索表示結果。「マクドナルド」よりもポジティブな感情比率が高いことが分かる。
まとめ
Yahoo! リアルタイム分析は無料で使えるソーシャルリスニング・ツールです。
B2C向けの商材を扱っている企業であれば、手軽に市場・自社・競合分析が出来ます。
自社ブランドや商品のどこに課題があるのか仮説を立てる時に、是非ともYahoo! リアルタイム検索を使ってみてください。
Yahoo! リアルタイム検索